イタリア旅行記(41) フィレンツェのカフェ

もちろんドォーモは今日も観光客で満杯だ。
いまさら僕が並んでも中は見れないし、列車までの時間もない。
ならばこの雄大なでっかいドォーモを見上げながら一杯といきたい。

広場に面したところに目をやりBarを探す。
ありました「スクーデリ」という名前のBar。
お店の前に10卓ほどのテーブルが並び気持ちが良さそう。
さっそく席についてエスプレッソ・マキアートを頼む。
エスプレッソにミルクが入ったもので、この旅で病みつきになる。
しかもこのお店のが一番美味だった。
コーヒー豆買ってくるべきでしたなあ。

広場でのんびりコーヒーを飲みながらふと目をやると、広場に面した建物に住んでる人々が自宅のテラスでランチをしてる。
うらやましいけど、自分のうちからドォーモが毎日見える生活ってどんな感じなんだろう?
毎日美しいものを見れてうれしいのか、観光客が朝からうるさかったりして迷惑なのか。
いずれにせよ、それを承知で住むのだからやっぱり楽しいんだろうね。
いいな。

Barにて30分くらいなごんで身体を休める。
さあ、もう駅へむかわなくてはならない。
いよいよフィレンツェともお別れだ。

時刻表の読み間違いからはじまった夢のようなフィレンツェ観光。
僕にたくさんの感動とこれからの僕らにとって有意義な価値観を垣間見せてくれた。
一生忘れられない景色を目に焼き付けることができた。

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