イタリア旅行記(39) ウフィッツィ美術館

アルノ川沿いを歩く事3分、左手にローマの神殿風の柱が見えてきた。
ここかあウフィッツィ美術館は。
イタリアのルネッサンスをささえたメディチ家の集めた美術品の数々がおさめられている場所であり、イタリアで最も美術品の所蔵品が多い美術館。
いやあ、さぞかしすごいのだろうなあ。

ボッティチェッリやミケランジェロ、レオナルド・ダ・ヴィンチの作品の数々。
そういえばヴァチカン美術館でダ・ヴィンチの習作をひとつだけ見たけれど、そのクオリティの高さに目が釘付けになったのを思いだす。
でも未だにちゃんとした作品を見てはいない。
時間があれば絶対に見学したいウフィッツィだが、急遽空いた4?5時間なので難しい。

一応と思って入り口の方へ向かうがやっぱり長蛇の列。うむむ。
オフシーズンなのにこれかあ、すごい人気。
まあ今から入っても全ては見られないだろうし、またいつか来る機会があるのかもしれない。
その為に今回は見れないんだなといい聞かせながら建物探訪に切り替える。

同じデザインの建物が双子のように向かい合っている。
土台は世界最初のコンクリート建築だったというだけあって重厚感と迫力がある。
その建物に挟まれて日が射してこない中庭だが、少年たちがサッカーボールを蹴っている。
その光景がなんとも良い。
子供たちのたくましさが伝わってくる。

また子供たちの遊びを許している美術館の人々の懐の深さを思うと、やはり文化や夢を育むのは周囲の理解と愛情なんだなと思う。
デルピエロもバティストゥータもこうやってイタリア文化に育まれて生まれた名選手なんだね。
またまたいいものを見せてもらって、いい気持ちになることができた。
ありがとうウフィツィ。
また会いにくるからね。

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