イタリア旅行記(18) システィーナ礼拝堂

バチカン美術館を巡りたくさんの美術品に触れる。
やっぱり美術館見学にきたのは正解だったと思う。

でもそのかわりシスティーナ礼拝堂にはいけなくて少し残念に思う。
まあ参拝者は長蛇の列だったし仕方がない。
ローマの滞在がもう一日長ければ。

そんな風に思っていたら美術館の中でラッキーなもの発見。
システィーナ礼拝堂への順路の看板。
え?システィーナ礼拝堂につながってるわけ?
半信半疑ながらそちらへ向かう。
もし見れるならこんなに嬉しい事はない。

人が一人通れるだけの、決してすれ違う事ができない狭い廊下を歩いて地下の方向へ。
憧れのシスティーナ礼拝堂に到着。
本当にこれました。このコースはおすすめです。

システィーナ礼拝堂、高い天井にフレスコ画がびっしり。
世界一大きいフレスコ画の美しさと荘厳さに息をのむ。
室内には観光客がビッシリなのでガヤガヤしてる。
で、フラッシュたいてバンバン写真撮影してる。おいおい。
もう警備員のお兄さんも注意もしない。
毎日これじゃあ仕方ないよね。

フラッシュ使わないモードの方がきれいにとれますよーって心で忠告。
この写真はNikon D-70で撮影。
重くて持ち歩きは大変だけど、本当に気に入ってます。

イタリア旅行記(17) ヴァチカン美術館・回廊の天井

美術館の回廊にさしかかる。
すごいたくさんの観光客が順路通りに歩いてゆく。
といってもオフシーズンだからきっと空いてるほうなんだろう。

観光客があまりフレームに入らないようにしながら回廊の写真を撮る。
回廊の壁にはタペストリー。
そして天井にフレスコ画。

天井は白熱灯の光で優しくライトアップされていていい雰囲気。
この風景がながーい回廊の間ずっと続いている。
すごいなあというしかない。すごい。

回廊の途中に時たま売店がある。
裁判所みたいな一段あがった木製の教壇の向こうにおばさんが座っていてアートを販売している。
日本語に翻訳されたものも多数あった。
この素晴らしいアートの数々が掲載されているなら買いたいなあと思ったが、旅はまだはじまったばかりなのでここは控えておこう。

この後どんなアートに出会えるのか楽しみがふくらむ。

イタリア旅行記(16) ヴァチカン美術館の床

モダンアートを中庭で見つけた後、回廊の中へ。
次の作品を見る為に移動をはじめる。

移動中の壁も作品でいっぱい。
そこかしこがアートでどれが作品でどれが調度品なのか見分けがつかない。
天井もフレスコ画だろうか、びっしり絵画が飾られている。
この量、この質、すごい。圧倒される。

そしてなんといっても素晴らしいのが写真撮影を許可してる事。
ボストン美術館もそうだった。
僕がバークリー留学時代、ストレスを感じるとグリーンラインでボストン美術館へ向かい、館内で借りられる椅子に腰掛けてスケッチブックにいろんなものをデッサンした。
エジプトの象形文字、ライオンの壁掛け彫刻、モダンアート、日本刀。
たくさんの美大生や学芸員が同じ事をしていた。
そして疲れると美術館の中のカフェでおいしいコーヒーを楽しむ。
清水君と待ち合わせして音楽論を語り合ったりしたものだ。

入館料は無料。
ボストンの学校に在籍してる生徒は生徒証を見せるだけで入館できる。
人を、人材を育てることができる国アメリカの懐の深さに感動し、ずっと感謝しつづけている。
今の音楽家としての僕を育ててくれたのはまぎれもなくアメリカという国なんだ。

アメリカで美術館の楽しさを知った僕は、日本の美術館は肌にあわない。
唯一楽しかったのは金沢の21世紀美術館かな。
あとの美術館に良い思い出はない。
イタリア・バチカン美術館は久しぶりに心から楽しめる素晴らしい場所だった。

写真はバチカン美術館の床。
なんて素晴らしい細工がしてある床なんだ。
本当にきて、この雰囲気に久しぶりに出会えてよかった。

イタリア旅行記(15) ヴァチカン美術館のモダンアート

サン・ピエトロ寺院前広場から出てきた道をもどる。
そのままバチカン市国の城壁に沿って左回りに歩く。
地図で見ても大きい城壁だけど歩いてみるとやっぱり大きい。

10分程度歩くと城壁に大きな入り口が開いてる場所を発見。
自信はなかったがたくさんの人が集まってるのを見る限り、ここが美術館への入り口であるらしい。

チケットセンターも見当たらないし、外で待ってる風な人もいるし、でも中にズンズン入ってゆく人もいるし、どうしていいのかわからない。
係員の人に聞けば一発なんだけどなあ、やっぱりイタリア語予習するんだった。

警備員風のお兄さんたちを眺め、心の中で「Hello!」と英語で念じながらアイコンタクトする。
一人が気がついてニッコリほほえみ返してくれた。
見つけた!この人だ、英語が通じるのは。
この方法でこのイタリア旅行は乗り切ろうと決める。

入り口をくぐり、セキュリティ・チェックを受けてから二階のチケット売り場&入り口へ。
なんだ簡単じゃん。美術館に入場完了。

バチカン美術館に入ってすぐの広場の写真がこれ。
おお、イタリアに入ってはじめてのモダンアート作品。
こういう作品も扱うんだなあとちょっと不思議な気分。
とにかくイタリアに入国してからここまで見てきた美しいものは歴史の遺産ばかりだったので、僕の中には「ひょっとすると進化形アートは受け入れない国なの?」という疑問が生まれていた。
なのでバチカン美術館というコンサバティブであるべき場所でモダンアートを見る事ができて嬉しかった。
新しいものでも、いいものはわかってもらえるんだよ。

イタリア旅行記(14) ヴァチカン市国

道を歩き、城壁をくぐり大きな柱の側を抜けるとそこには広大な広場。
サン・ピエトロ寺院前の広場に到着。

朝は薄曇りだったがこの時間最良の天気に恵まれた。
日差しは強くなりつつあったが風が冷たくて心地よい。

イタリアの若者が広場の好きな場所に腰をおろしてのんびりしている。
さながらニューヨークのセントラル・パークのような雰囲気。
カトリックの総本山という厳かな場所なのにリラックスする現地の人たちを見て、生活と文化の密接な関係に憧れる。

厳かな場所でも立ち入り禁止の聖域ではなく、自分たちの生活の一部。
生活の一部としてそこを利用することで愛着も生まれる。
そしてみんなにとって大事なその場所を守り続けてゆく。
この広場とりわけ若い人たちが多かったように思う。
若いうちからこういった場所を愛する事を覚えてゆくのかな。

システィーナ礼拝堂の入り口は観光オフシーズンにも関わらず行列。
看板には服装の注意書きが。
夏でもノースリーブなど肌の露出が多い服装では入る事ができない。
そこはやっぱり神様のお住まい、観光地ではないんだな。うん。

システィーナ礼拝堂も見たいけど、同じ時間を使うならやっぱりヴァチカン美術館でしょう。
ということで写真撮影に満足した後そそくさと移動。
城壁を出たところでおまわりさんに道を尋ねる。
英語で質問したらイタリア語で答えてくれた。
英語わかるなら英語で答えてよ...。

イタリア旅行記(13) ヴァチカンまで後すこし

オッタヴィアーノという駅で地下鉄を降りて商店が並ぶ道を歩く。
遠くに高い壁が見えてきた。
その向こうに聖堂らしき建物。
いやー、きてしまいましたヴァチカン。
ローマ法王のお住まい、そして世界一小さな国家。

広場に出たところで待ちきれず写真を一枚。
広場には路面電車も走っていて、空を電線がおおっている。
もっと厳戒態勢の場所かと思っていたので、生活感あふれる情景に気持ちが柔らかくなる。
城壁から中へ通じる門の前にはセキュリティがあったが、碧眼の美少年といった若い衛兵が気持ちよく働いていた。

働いている人までも美しい風景になっている。
この国は「美」を徹底してるなあ。すごいよホント。
おまけにそういう人たちは誇らしげに見えるのだ。
いや、本当に誇りを持って働いているんだろう。

そうだよね、人にとって大事なのは誇りかもしれない。
誇れる仕事に就けるかどうかではなくて、自分が誇りを持てるかどうか。
どんな仕事だって誇りを持って就けばオーラが出てリスペクトされる。
そういうオーラを持った人々が「職人」なんだろうね。
自分の中で「職人」という言葉に新しい定義ができたかもしれない。

イタリア旅行記(12) ローマ地下鉄の乗り方

共和国広場ちかくのレストランでイタリア初のパスタに舌鼓。
ありきたりな言い方だけど、本場の味って感じ。
とてもしっかり味がついていて、イタリアのマンマの味。
日本のイタリアンのお店の方が繊細でよそゆきな味がする。
やっぱり日本の中で進化した味なんだろうな。

さて、午後はヴァチカンに向かう事に決める。
共和国広場の地下鉄駅もぐり地下鉄のチケット購入。
二回目の購入ですからもう大丈夫。
ちなみに写真は自動販売機の表示画面。
右側の一番上のボタンが一回券、60分有効。
その下が一日券。やはり観光にはこれだろう。

朝に買ったときは慌ててたので見えなかったが、左下のボタンに触れれば表示言語をかえられる。
英語モードありじゃないですか、もー。
今までの僕の海外旅行先は英語圏ばかりだったので、コミュニケーションで苦労する事はなかった。
でも今回のイタリアはさすがに全く言葉がわからず、はじめて心細い気持ちになった。
いやー、言葉が通じない、表示がわからないって怖い。
ちゃんと最低限勉強するか、辞書ぐらいもっていかないといかんね。
反省ひとしきり。

イタリア旅行記(11) 三越ローマ店

コロッセオ前からバスに乗って共和国広場へ。
HISローマ半日観光最後の地は三越ローマ店。

前の記事で石畳の道がいいなあと語ったが、石畳の道を走るバスの乗り心地の悪い事。
道のコンディションを考えずにバスを飛ばす運転手のせいかもしれないが、やっぱり現実的には難しいのかなあと思い直す。
うん、でも「道のデザイン」ってまだまだ完成されてないから、良い部分は学びたい。
禁止事項を看板で並べ立てないと成立しない道ではなく、自然とスムーズにいく道のデザインが必ずある。

さて、三越。
店内はきれいで日本語も通じる。
免税の手続きもスムーズだし、イタリア本場のお土産も多数品揃え。
買いたいものリストを店員さんにお願いし、日本に帰ってからコンビニで支払う事もできる。
この先の旅行内容を考えてもお土産を持って回るのは困難なので、ここで全てのお土産を済ます事にする。
でもパスタだけはイタリア人の食卓にあがるような本物をスーパーマーケットで買いたかったのでここでは控える。
テルミニ駅にスーパーがあったので帰りにそこに寄ろう。

このHIS半日観光、かなりおすすめ。
ローマの遺跡を巡りながら歴史や物語をからめ説明してくれ、旅が倍以上面白くなる。
はじめての海外の緊張と不安を初日に添乗員さんが取り除いてくれる。
名所旧跡を効率よく見る事ができる。
よし、気持ちも楽になったし午後は自分でヴァチカンを目指すぞ。

イタリア旅行記(10) コロッセオの馬

コロッセオで見かけた観光用の馬車を引っ張る馬。
顔の前に砂袋がひっかかている。
これはどういうイタリア人の知恵なのだろうと興味がわく。

いろいろ思案してながら見ていると馬が路上の縁石に袋をおいて顔を突っ込みだした。
そしてなにやらムシャムシャはじめる。
ああ、草がはいっていたんですね。
好きなときに食べて、仕事がはじまると首に下げて持ち歩く。
食べ散らかしても汚れないし、ナイスアイデアですねえ。

なんかこういう風景やアイデアにふれると、おおらかで自由で、イタリアの風土を感じてしまう。
いや、この馬車引きのおじさんだけのアイデアかもしれないが。
それからコロッセオ周りには闘士(グラディエーター)の格好をしたモデルのお兄さんがいっぱいいる。
記念写真を一緒にとってお小遣い稼ぎしてるらしい。
でもこの時期寒いのに、スカートはいて素足に甲冑では大変そう。
内股で肩のあがってる闘士との記念写真はかえってレアかもしれないが、一緒にとるときはギャラを事前交渉しないとね。

イタリア旅行記(9) コロッセオ

フォロ・ロマーノ観光中、道路の果てを見ると見慣れた建物が見える。
映画の中で何回も見た有名な遺跡。
数々の特撮映画の中で好き放題に壊されていたあの場所。
「The Core」という映画のときは落雷で木っ端みじんになっていたなあ。
そう次の観光場所はコロッセオだ。

本物を見れたという感動よりも、映画のワンシーンを思い出してはほくそえんでしまう。
よくぞ何回も壊したものよ映画監督。
でも本物のコロッセオは圧倒的な重厚感、凄惨な歴史を感じさせるスピリチュアルな場所に感じた。

ここでもHIS添乗員さんの造詣深い説明が冴える。
コロッセオでは夜な夜な人々が集まっては人間対人間、人間対猛獣の闘いを観戦。
死傷者続出の凄惨なエンターテインメントに興じていたわけで。
屋根がないと雨の日に開催できないってんで何トンもする天蓋をかけた。
奴隷を使いコロッセオの壁に鉄柱を打ち込み無理矢理設置。
その頃にあけられた杭のあとが壁面に無数に散らばっている。
まるで砲弾を撃ち込まれた戦地のビルのよう。

奴隷も上流階級の人間もわけへだてなく観戦できたというが、そんなにみんなストレス抱えていたのかなあ。
人間って凶暴なんだなあと思うと、滅亡のシナリオは業なのだろうと納得。
僕らが今いきているこの文明もいずれ滅びるのでしょう。
現代社会に蔓延するストレスを取り除けるのは音楽じゃないかなやっぱり。

イタリア旅行記(8) フォロ・ロマーノ

ローマ半日観光中盤、いよいよフォロ・ロマーノへ。
僕もゆくまで全く知らない場所だったが、HISの添乗員さんのお話によるとフォロ・ロマーノはローマ帝国の政治経済の中心地で、滅亡後に地中に埋もれてしまった都市。
で、今もそこを発掘している最中なんだそうな。

ふーんと思いながら眺めている自分。
今ひとつ感慨がわかない。
だって壊された建物や彫刻がゴロゴロしてる感じで、文化祭前の部室の裏みたいな感じ。
添乗員さんの説明によると、なぜこんなに遺跡が破壊されているかというのは、前時代の建物を壊し、その石や資材を使って新しく建物を建てたからなんだそうな。
で最後の頃には壊すのも大変なんで、壊しかけた神殿の柱をそのまま利用し、後ろにレンガを積んで教会を作ってしまったりしたそうな。

木の文化、木造、新築、遷宮の日本文化では考えられない発想。
うーん、まさに究極のリサイクル。
いいよ、いいよそういう考え方。絶対いいと思う。現実的。

僕はギタリストで、使ってるギターは中古。
1971年製のGibson L-5CES。今年で36年目。
全然現役だし、新品より良い音するんです。
でも今の音楽スタイルにあわせてめっちゃ改造しています。
それはギター屋さんが嫌な顔するくらいに。

過去のビンテージギターと考えれば罰当たりな改造かもしれないけど、それをしたおかげで今も現役で使えるわけで。
イタリアの人たちって遺跡を大事に守りながらも、かたや自分達の物としてわがままに活用しているんですね。
こういう感じ、すごく好きだなあ。いいなあ。いいなあ。

イタリア旅行記(7) ローマ記念塔

路地を抜けて大通りへ。
ローマ市庁舎をすぎて道の反対側、ローマの記念塔が見えてきた。
遠目で見ると大きくて白い柱なのだが近づいてびっくり。
何かのストーリーを思わせる彫刻がびっしり刻まれている。

いったいどれだけの年月をかけて作ったんだろう。
きっと地道で忍耐強く丁寧にすべての作業を行ったのだろう。
この作品を作った人たちは本当に偉い。
きっと我慢強く、結果を焦ったりしないで向かい合ったのだろう。
自分にもこういった歴史を突き抜けてゆく作品が作れるように、もっと大きな忍耐力を与えてほしいと祈りながら記念塔を通り過ぎてゆく。

ローマ観光初日から考える事がすごく多い。
見るもの全てが自分の頭の中にあった扉を次々とノックする。
扉を開けてみると自分でも思いもしなかったような答えがそこにあったりする。
日本でのルーティーンの毎日を過ごしていたら決して開く事のない扉たち。
旅にゆく意味とは自分を再発見することなのかもしれないと気がつくと、今まであまり旅をしてこなかったことを少し悔やむ。

もっと世界を見ないとね。
頭の中のBGMはPat Metehnyの「See the world」。

イタリア旅行記(6) 面白い車発見

トレビの泉での20分の休憩の間にジェラートをほおばり完食。
おかげでコイントスを忘れるが後悔なし。
それだけジェラートがうまかったという事だ。

また移動をはじめた我らツアー客一団。
次は神学校とローマ市庁舎へむけて歩き出す。
ローマは古い都市だからだろうか、駐車場というものがないらしい。
なので車は自然と路上に駐車されるようになる。

裏道は路上駐車であふれかえっているが表通りの迷惑駐車は少ない。
なるほど、止めていい場所といけない場所がちゃんとあって、みんなそのルールを守っているのだろう。
どこもかしこも無意味に駐車禁止の息苦しい東京とは大違い。
止めても渋滞など支障のない場所はおおらかに駐車を認めるべきでしょ。
この路上駐車のゴミゴミした様が都市のしかるべき姿ですね。

そんな路上駐車の一団の中に見た事ないオープンカーを発見。
いいですねー、かわいい。
そしてなんといっても楽しそう。
なんて名前の車だろう?

イタリア旅行記(5) トレビの泉

さてトレビの泉観光。
HISの説明員さんがいろいろ説明をしてくれる。
ツアーがはじまるときにトランシーバーを参加者に配布。
みんなそれのイヤホンをつけていると説明員さんの話がバッチリ聞こえる。
必死においかけて近くで声を聞こうとしなくても良いし、たまに勝手に立ち止まって写真をとっていても説明は聞こえる。
これは非常に良いシステム。
おかげでマイペースな旅を続けながらも、遺跡の歴史の説明も聞けてとても楽しかった。

やっぱり観光するならそこの遺跡の歴史や物語をしらないと面白くない。
何の目的で作られたものなのか、いつ誰が作ったものなのか、それを知る事で古代に思いを馳せ、共感し、今の自分にとって役立つ考え方や価値観と出会う事ができる。
旅っていうのは新しい価値観を発見する為にゆくのかもしれない。

ということで不勉強だった自分に反省。
うーん、言語も学ばず歴史も学ばず、いかんですなあ。
でもなんにも知らずに行っても十分感動できるのもまた真実。
トレビの泉はとっても幸せな場所なのでした。
ただし、混雑すると曲者がでるそうなので、貴重品からは目を離さないように。

イタリア旅行記(4) トレビの泉発見

いくつかの路地を抜けると突然目の前にトレビの泉。
こんな場所にこんな風にあるのかあと感慨深く、しばし呆然。
世界遺産がこれでもかという具合に飾られ、守られているのではなく、人々の生活の現場にそのままある感じ。
やっぱりすごいなローマ、イタリア。

その全体像もすごいけどひとつひとつの彫刻が素晴らしい。
芸術品を集めて作った芸術品。
しかもそれがとある建物、どうやら昔は宮殿だったらしいが、それの壁面にドカンとくっついている。
そこへローマ水道からの水が怒濤のように流れ込んでくる。
今は循環型のリサイクルシステムの水道なんだそうだが、昔は本物のローマ水道の水が流れていた。そう思うとこの芸術の完成にどれだけの時間と情熱を注いだのか、想像する事もできない。

僕も音楽家、芸術作品を作るという意味では同じ穴のムジナである。
僕個人にはトレビの泉を作るような芸当は到底できないが、じゃあ音楽という分野でここまで細やかな仕事、そして悠久なる時間を使って創作をしたことがあるだろうか。
これまで以上の忍耐強い仕事が自分の仕事にも必要だと認識させられた。
もしも10年がかりで1曲を作る事ができたらいったいどんなすごいクオリティの音楽に到達するのだろうか。

便利至上主義で発展してきた現代社会、音楽などの芸術の分野でも便利で簡単な作り方が蔓延している。
芸術の本質は「手間」なんだと知る。
よけいな手間をかけ、あえて効率の悪い作業を丁寧に行う。
そうやってしか到達できない手仕事の精密さ、クオリティ。
それこそが音楽に必要なものなんだろう。
そういえばギタールシアーTaku Sakashtaさんも同じ事言ってたなあ。

イタリア旅行記(3) 出店

ベリーニ広場からトレビの泉への途中、ローマの生活をする人々を発見。
ちょっとした広場にパラソルを広げ開始される青空市場。
許可をとってるのか自分たちの店の土地なのか仕組みはわからねど、とにかく日本にはない風景。
こんな些細なシーンに自由というかフリーダムというかそういう匂いを感じるととてもうらやましい。

日本での僕の生活の舞台はほとんどが「家」だ。
でもこうして市場で働く人たちは「街」に生きている。
出会いがありふれ合いがあり物語が生まれるストリート。
僕も日本に帰ったらもっと外に出てみようか。
たまには家の外にベンチを出してみるのも楽しいかもしれない。

このほかにも新聞スタンドやBarなどの営業を広場でやっている人たちも見かけた。
イタリアに住む人たちは土地というものに対する感覚が日本人と違うのだろう。
古くからある街を大切にしてそこに住まう。
自分の土地はなく、みんなが祖先からの贈り物をすこしずつ借り受けている。
自分の土地だからと権利を主張したり、勝手なデザインの建物を造ったりしない。
街全体に興味が行き届いて、みんなの宝を守っている。
そんな生活の中から青空市場は生まれ、今もまた文化として根付いているのだろう。
育てるべきは文化、今一度日本の文化の在り方について考えてゆかなくてはいけない。

イタリア旅行記(2) ベリーニからトレビの泉へ

ローマ半日観光スタート。

歩き出してすぐに気になったのが道。
さすがローマ3000年の都、石畳の道が美しい。
この石畳の道は僕にとって憧れ。
いろんな意味でこの現代社会にとって価値のある道なんじゃないかと思う。

まずメンテナンスの良さ。
もし水道工事で掘り起こす場合、石畳をはずして修復。
また同じ石を敷き詰めて終了となればアスファルトを捨てたり使ったりする必要なし。
つぎはぎのような部分も生まれないしとってもエコ。
壊れた石畳はそこだけを修復すればよし。

今の日本のような「道路工事」ではなく「修復作業」というあり方は、今後の循環型社会が文化として取り入れてゆかなくてはならない問題。
ローマの人たちと比べ日本人はものを消費してるのかもしれないと思い反省。
地球温暖化をとめるために日本にもこういう道作れないかな。

見るもの全てが絶景で美しいローマの街。
このあとカメラのシャッターはどんどんきる。
400枚とれるように設定していたがこのペースではあっというまになくなるだろうと思い、写真のクオリティを落として900枚モードに。
旅の終わりにはやはり900枚に達していたのでこの選択は正解。
次はもっと大きなメモリと交換用レンズも持ってゆかないとまた後悔するだろう。

イタリア旅行記(1) ベリーニ広場

ウィーン経由で14時間かけてローマに到着。
移動日は乗り換えや久しぶりの海外旅行の緊張感もあってまったく写真がとれず終了。
やはり精神的に余裕がないと写真とか音楽といったクリエイティブな行動はできないのかもしれない。

ホテルに到着するも空腹。
街へ繰り出すにも土地勘もないし、どこも危険に感じてしまう。
仕方なくホテルから一番近くの見えるお店へ。
名前は忘れたけどインド料理の店。
イタリアについて最初の食事がカレーというのはいささか悲しい気分もしたが仕方なし。
はじめてユーロを使ってちょっとほくそえむ。

そのまま疲れて就寝。
翌日9時からHISの現地スタッフの方によるローマ半日観光があったので慌てて出かける。
歩いてゆこうと思っていたが歩き出すとローマは以外と大きく、日本の地図とスケール感が違う事に気がつく。
急遽地下鉄に乗ったがチケットの買い方がわからない。
偶然となりにいた日本人の方に使い方を説明してもらいなんとか購入。
やっぱりイタリア語勉強しておくのだった。
今回の旅行中ずっとそれを悔やむ事になる。
英語は万能と思ってた自分が憎い。

でなんとか到着したベリーニ広場。
ようやくカメラを使う気になり1枚パシャリ。
ベリーニ広場の噴水ですが、疲れからか構図も何も考えずにとった適当な一枚に。
せっかくの一眼レフが泣きますねこれは。
時より小雨が降る天気でしたが移動疲れした身体にはかえって心地よく、どんよりした欧州を楽しむ事ができた。
天気がよいよりもちょっと悪いくらいの方が、その場所の本当の姿を見れてるような気がして嬉しい。

イタリア旅行編スタート!

Acousphere奥沢です!
2008年イタリア旅行にいってきました。
成田から飛行機でウィーンへ。
乗り換えてローマ、そしてローマ観光。
次に向かったのは聞いた事のない地名アッシジ。
アッシジからフィレンツェで乗り換えてベネチアへ。
足早にたくさんの場所を回った忙しい旅行でしたがたくさんの感動体験をしました。
その時の模様をこのあとマイペースにブログで紹介してゆきたいと思います。
のんびりおつきあいくださいませ。

珠玉のたまごかけご飯!

新しい黒の器でできたたまごかけご飯。
思った通りたまごが映えますね!
美しいしおいしそう!
この器には魔法がかかってますね。
ありがとうございます!

沖縄旅行編 - The End

生活の変化

この沖縄旅行最大の出来事は"やちむんの里"での大嶺工房での師匠との出会いでした。
ほんとうにきさくで、まっすぐな素晴らしい方で一気に心酔してしまいました。
お話いただいた芸術の話も、音楽家として生きる自分には為になる話ばかりで、いまでも全てのお話が脳裏に焼き付いています。
そんな大嶺工房で買わせていただいた新しい黒の大きなお茶碗でこれからたまごかけご飯をいただきます!
日常がまったく新しいものに変化しました。
毎日のご飯がご馳走になります。
ありがとうございます。

沖縄旅行アトガキ

ギターと5Dをお供に
自由気ままに巡った沖縄の旅。
たくさんの美しい景色をカメラにおさめることも完遂し、
おいしいものもたくさん食べることができ
大満足の旅でした。
でも一番の想い出は大嶺工房での陶匠との出会いと
きかせていただいたものづくりの話でした。
若い時は無茶をしろ。
新しい価値観をとりいれて独自の価値観にすすめ。
そして自分のルーツをみつけたら余分なものを削ぎ落とす。
人の感性は幼少期の体験で決まる。
自然の中には常に美がある。
人工物は才能ある人の作でなければ美は宿らない。
だから都会の生活に目をならしてはならない。
若いうちはビジネスとアートを同居させる。
ただし妥協したまま終わらないように。
若いうちはちゃんと稼ぎなさい。
妥協することも覚えなさい。
たくさんの素晴らしい言葉をきかせていただきました。
またひとり僕が師匠と呼べる人と出会えて
これほど幸せなことはありません。
また沖縄にたずねる日を楽しみにしつつ
東京で己を研鑽する毎日をおくるつもりです。
旅でもっとも大事なのは
「出会い」
なんだと思います。

沖縄の空港。さらば沖縄!

沖縄旅行かなしき最終日!
帰りたくないなあと思いつつ空港へ。
この日は観光の予定はいれませんでした。
ギリギリまで楽しむのが旅の上級者かもしれませんが、東京に戻ってから家族と夕食を共にしながら語る沖縄も乙なものですよね。
なので日が高いうちのフライトで東京へ。
でも絶対に、またすぐに沖縄にきたいと思います。
美しい自然、おいしい料理、すべてが素晴らしい体験でした!

沖縄の素晴らしい景色とSonascribe Music

沖縄の動画、最後は今回たずねた沖縄のいろんな場所をリミックスした映像に、弟子のギターデュオ"Sonascribe"の音楽をBGMにしたものを紹介しておきます。
音楽はそのまま音楽として楽しむのももちろん楽しいですが、映像と掛け合わせることで出てくる新しい魅力もありますよね。
彼らSonascribeは沖縄にはいったことがないという事ですが、いずれこの景色を体験してそこから生まれてくる音楽も作ってみてほしいと思います。
旅や経験が人を形作り、作品を生み出す原動力になるんですよね。
Balance Of Life。
フルサイズの人生を。

沖縄名護市あたりの海岸からみた夕闇の空とAcousphere Music

沖縄の夏の空、本当にきれいでした。
昼間は光量がすごくて見るものすべてが総天然色カラー。
そのコントラストの強い絵が夕闇にむかってとても優しい風合いにかわってゆく。
まさに沖縄でした体験できないような美しい風景と体験。
あの感動をまた味わいたくて行きたいという気持ちになるんですね。
僕もすっかり沖縄という場所のファンになってしまいました。
今年は仕事が忙しくていけなかったけれど、来年こそ訪れたいと思います!

マングローブ原生林とAcousphere Music

人生初のマングローブ林。
保護されているとはいえ手つかずの原生林。
遊歩道から見下ろした沼のような浅瀬には所狭しと生物達。
ほんとうに生命のゆりかご、豊かな土地でした。
東京に生活しているとほとんど生物達とふれあうことがなく、地球が人間だけの持ち物のように錯覚してしまいます。
でも本当はこういった様々なLife Form達と共存し、支え合って生きているんですよね。
僕ら人間は恩恵を受ける事がほとんど。
だからこそ感謝をこめて彼らの役に立てるように頑張らなくてはいけないのですよね。
僕も自分のスタジオへの植樹、庭にビオトープの建設とやれることをコツコツと続けてゆきたいと思います。

残波岬とAcousphere Music

三日目に訪れた読谷村、残波岬からの海辺。
そこで撮った動画に音楽をつけてみました。
この岬は大きなホテルがリゾートとして開発してる雰囲気で、ゴルフ場なんかが併設されていたように記憶しています。
ゴルフ場&リゾートの雰囲気が軽井沢を彷彿とさえて、唯一沖縄にいる気分が希薄だった場所でもありますね。
デザイン言語が共通してることでおきる既視感。

海岸線とAcousphere Music

三日目に読谷村から残波岬へ向かう途中の海岸線方面を映像にしたのがこちらです!
長い事この風景が続いて、まるでアメリカのハイウェイを走っているかのような気分。
沖縄は米軍基地もあっていろんな場所がアメリカナイズされていますが、ボストン生活が長なった僕には懐かしくてとても気持ちのよい場所でした。
沖縄に住んだら楽しいのでしょうね。
インターネット時代の今ならばかなえられる夢かもしれませんね。
いつの日か。

大地の力。放射能汚染の罪。

この映像の冒頭部分は沖縄、読谷村のさとうきび畑です。
土の色が赤褐色で、滋味あふれる大地。
そこに巨大にそびえるさとうきびたち。
この場所が日本の食卓を支えているんですよね。

この大地、太陽、風、水、植物達。
東京に住んでいるとこういった風景にふれることもなく、商品としての食べ物に出会う毎日。
でも本当はこうやって育てている人たちがいるから僕らも食べられるんですよね。
いま日本は原発から放射能がダダ漏れで大地も海も空気も汚染されています。
健康な大地を取り戻すのに何年かかるのでしょうか。
子供達の未来が心配でなりません。

沖縄の素敵なカフェとAcousphere Music

こちらの映像は二日目に立ち寄ったカフェのエントランス付近。
DellaからリリースしているAcousphereのCD"家カフェ"からの音楽をBGMにしてみました。
音楽って景色や場所にとても関係してると思います。
沖縄を訪れた想い出がいつか次の作品にいかされるのではないでしょうかね。

ゆうぐれの沖縄海岸とAcousphere Music

この沖縄旅行での僕の目的のひとつはきれいな沖縄の景色をCanon 5Dの動画で記録して持ち帰る事でした。
いく先々でカメラを三脚に立ててしばしたたずむ。
動画を回している間にその場の空気を楽しむ。
カメラがあると旅が楽しくなりますね。
こちらの映像は名護市近くの夕暮れの海岸で撮影しました。

沖縄、中村そばは名店でした!

マングローブ原生林の見学という
夢も叶えたので大満足ですが
でもお腹は減ります!
沖縄の東海岸を離れ西海岸へ。
またも強烈な山道を走り抜けます。
その間は気が抜けないので
視力にどっと負担がかかりますね。
ガイドブックにあった素敵なカフェ
がじまんろーを目指し山道へ!
この旅一番の難所でしたが
ついたカフェは桃源郷でした。
そして恩納村の途中でソーキソバをいただいてます!
中村そば。うまい!またしても!

生命のゆりかご

マングローブ原生林の中にはテラスの遊歩道が。
足元をのぞきこむと飛びハゼやシオマネキ、
ヤドカリ、小魚がごまんと棲息中。
まさに生命のゆりかごといった感じです。
植物がどれだけ僕ら人類や動物に恵みをあたえているのか
それを感じる素晴らしい場所でした。
僕もかえったらもっと庭に植林するぞ。

マングローブ原生林へ

やちむんの里での陶器買い付けを終えて午前中の目的達成しました。
もしもここで時間がなくなったらマングローブを見に行くのは諦めようと思っていました。
そのくらい陶器の買い付けと現場の見学が旅の大きな目的だったのですが、時計をみればまだ時間はありそう。
70km先にあるマングローブ林を見にゆくことにしました。

かなりハードなドライブでしたがなんとか完遂!
途中の名護の慢性渋滞を迂回したのが正解でしたね。
三日目ともなると道路のどのあたりが何時混雑するのかもわかってきます。
これも現地入りしてからのリサーチと記憶力ですかね。

夕方になるちょっと前に憧れのマングローブ原生林に到着!
みてくださいこの生命力!
マングローブの美しさに息をのみます。

ヘルシーそのもの!

膳のごはんの献立はこんな感じでした!
若鶏唐揚げおいしかったです!
とってもヘルシーなお味でした!
東京にあったら通いたいほど。

きっとヘルシーだけじゃなく、マクロビオティックの考え方もこちらの料理には反映してるんではないでしょうかね。
僕の母もマクロビオティックを習っているのですが、母が作るご飯にとっても似ていたので。
おかげで玄米のおいしさに気がつきました。

"膳"でいただいた緑茶がおいしかった

膳さんで出てきた緑茶がえらくうまい!
水だし緑茶みたいですねえ。
苦味がなくておいしいですなあ。
自宅でもこの味が出せるように研究しなくては。

読谷村でのお昼ご飯

先ほどの大嶺陶芸で紹介していただいたお店
「膳」にさっそくやってきました!
健康に気遣う食材のごはん。
久しぶりに玄米を食べられます。
うれしいですね。
しかし今回の旅、行き当たりばったりで進行中ですが
全てがうまくいってます。
大事なのは
(1)緻密なリサーチ
(2)No Plan。予定を決めない事。
じゃないかと思います。

What A Wonderful Moment

登り窯をみながら一番奥の
大嶺陶芸へむかいます。
涼しげな木立を抜けた一番奥の場所。
吸い込まれるように入ってゆくと
ギャラリーがみえてきます。

中に入って見学しようとしたらすぐに
「あなたの背中のものはバイオリンかい?」
と初老の男性が気さくに声をかけてくれました。
トラベルギターを持ち歩いていたので
中身をみせてさっそく楽器談義。

初めて沖縄の懐に抱かれたような温かい会話が続きます。
お話させていただいた方がこの窯の宗匠だと後で気づきます。
自慢のオルゴールをみせていただき、
コーヒーをご馳走になってしまったので
お礼に一曲演奏でお返しさせていただきます。

その後も陶器の話、人生の話、芸術の話、安保闘争の時代の話などしてい
ただき、
この方のお話を聞くためにここまできたのかと思うほど感動し、
これから音楽家としていきるためのアドバイスを
たくさんいただくことができました。

本当に感動的な時間でした。
この旅いちばんの素敵な出来事でした。

やちむんの里到着

こちらが"やちむんの里"の入り口付近。
写真の建物がこのへんの陶芸家さんが作品を並べているメインの販売所みたいですね。
いろんな風合いの作品が所狭しとならべてありました。

そして奥に見えるのが陶芸家さん皆で使っている昇り釜です。
かなり巨大な建造物のようです!すごいなあ。

三日目!残波岬からスタート!

沖縄三日目!
沖縄の雰囲気にも慣れて来たところで一番移動を多くする日と決めました。
午前中の目標は"やちむんの里"という陶芸家が集まる集落。
ここでお目当ての器を探します。
そしてその後間に合えばマングローブの原生林を体験したい!
ちょっと遠いけど高速道路もあるしいけるんじゃないかなあ。

やちむんの里が開く前の時間に読谷村についてしまったので、残波岬で映像撮影!
どこにいってもきれいな海!

ゴーヤチャンプルーに挑戦

花人逢でのおいしいピザランチ、美ら海水族館、フクギ並木での感動体験、素敵なカフェと移動しつづけた後、ようやく帰途に。
恩納村にある宿泊先にむけてドライブの途中、沖縄の居酒屋的お店を発見しとりあえずそこで夕食に。
ゴーヤチャンプルーは僕の苦手な料理のひとつなんですが、沖縄の本場はおいしいから、と友人に聞いていたのでチャレンジ。
確かに苦みはずっと少なくておいしかった。
でもやっぱりまだ苦手かなあ。

沖縄フクギ並木への想い

沖縄旅行で一番の感銘をうけたフクギ並木。
その町並みを背景に持っていったトラベルギターを弾いてAcousphereのIsn't She Lovelyのプロモーション動画を作りました。
人の営みが樹木や森によって守られて見事に共生してる街。
環境やエコロジーに興味のある人で沖縄に立ち寄られる方はぜひ見学してほしいと思います。
こちらがそこで撮影したプロモ映像です。

確かこの日は

疲れていたのかカフェでは座ったかっこのまま寝てしまいました。
大学生以来ですねえそんなの。

そして実はこのカフェに来る前にフクギ並木の集落を見学してきました。
暴風雨から家を守る為にぎっしりと囲むように植えられたフクギ。
その町並みの美しさ、人間の知恵に感動し、この旅一番の経験をした場所でした。
そこではCanon 5Dを使って映像を撮りまくったんでしたね。

その模様はこの後のエントリーで報告したいと思います!
写真はその後訪れた美しい浜辺での夕焼け!

沖縄瀬底島のカフェへ

ちゅらうみ水族館見学を終えて
ちょっとした達成感。
と同時に次の目標がぼんやりします。
なので来る途中みかけた離れ島、
瀬底島にわたってみました。
休憩できるカフェを探してガイドブックをチェック。
見つけたカフェを探して島を走り回りました。
ようやくみつけたカフェFuu。
素敵な癒し空間です。
自家焙煎のコーヒーがおいしかった!

巨大な水槽

こちらが日本最大の巨大水槽の写真!
噂にたがわぬ巨大な水槽!
さすがの施設でした!

あまりに巨大すぎて逆に大きいんだか小さいんだかわからなくなるレベルでしたが、
魚がくるくると回遊するわけでもなくのんびりと泳いでいる所を見ると、
必要最小限以上に大きな水槽なんだとわかりました。
このへんのゆったり感も沖縄らしさの現れなんでしょうかね。
土地があるってのはすごいことですね。

美ら海水族館に到着

花人逢でのおいしいピザで腹を満たした後はドライブして美ら海水族館へ!
さすがに新しい水族館!
エントランスも今風に整備されていてエキスポ会場みたいな雰囲気。
どのような感動体験できるのか楽しみにしつつ中へ!

花人逢をあとに水族館へ!

こちら花人逢さんの駐車場から見えるエントランスです。
駐車場のスペースも大きくて結構何台もとまれるようになってました。
沖縄に行かれる方はぜひ寄ってみてくださいね。
晴れの日だったら景色は最高だと思います!

花人逢をあとにして
美ら海水族館へ!

王道のピザ到着!

こちらが花人逢さんのおいしいピザ!
アメリカンスタイルの王道ピザですね。
僕はアメリカボストンでのバークリー音楽院時代にピザには本当にお世話になりました。
なのでイタリアンよりもアメリカンの方が心がときめくんですよね。
特にペパロニ、オニオン、ピーマン、たっぷりチーズはアメリカン王道!
ピザの四天王と言ってもいいのではないでしょうか。
この文章かきながら、お腹へってしまった。

沖縄のおいしいピザ

初日の目的地は沖縄にできたでっかい水槽を持つ"美ら海水族館"です!
ジンベイザメが回遊する姿を肉眼でみれるとは!
水族館が子供の頃から好きなのですごく楽しみ!

水族館見学の前に腹ごしらえということで、ガイドブックで人気のピザ店にきました。
お店の名前は"花人逢"。
こんな場所にお店があるの?と思ってしまうような山道をひた走った先の山頂にそのお店はありました。
そんな場所なのに満員盛況!
どうして〜?と思ってしまう現象でしたが、お店は絶景!ピザもおいしいし納得でした。
またゆきたい場所になりました!

沖縄のきれいな海に出会う

沖縄旅行2日目。
実は初日の深夜、いてもたってもいられず深夜の浜辺に下りてCanon 5Dで写真と動画を撮影したのですが、もちろん光量が足らずに惨敗。
そりゃそうだ。

翌日朝食をとった時にテラスから撮った写真がこちら。
ようやく沖縄らしい写真がとれました。
これからきれいな風景を探してでかけます。
ドライブ&撮影!

恩納村へロングドライブ!

カフェでは30分くらい休憩したでしょうか。
とても雰囲気の良いお店で狭い店内に抱かれるようにしながら休憩。
夕日が暮れてだんだんと夜の闇がひろがってきたので急いでレンタカーへ戻り、宿泊地である恩納村へ出発!

がしかしそこまでの距離を全然勉強していませんで、渋滞にも巻き込まれたのはありましたがここから2時間を超えるロングドライブ!
疲れた身体にはこたえましたね。
お腹もすごく減っていた記憶がありますが、コンビニで軽く済ませてドライブ続けました。
途中恩納村の中心地で黒豚の水炊きのお店に立ち寄りました。
すごくおいしかった!

深夜にようやく宿泊地へ到着。
せっかく持って来たCanon 5Dですが一度もシャッター切る事もなく、ほとんどiPhoneで済ませてしまった一日でしたね。

ジブリ映画のようなカフェ発見

住宅街を歩き回る事1時間。
いくつかの焼き物のお店を見学してまわりました。
沖縄の焼き物の模様は独特で、僕は魚などをモチーフにした作品が一番好きになりました。
でも最初に入ったうどん屋さんで見かけた黒の素敵なお椀のことが頭から離れず、今回は黒い器を買うと決意。
見学だけでお店達を後にしました。

いいかげん足が疲れてきたので休憩できる場所を探していたらカフェを発見しました。
小さな階段を上ってから入るエントランスといい、立ってる場所といい、まるでジブリ映画のワンシーンが現実になったようなお店。
いやあ、こんな場所ほんとうにこの世にあるんですね。
やっぱり旅していろいろ経験してゆかないと。
Life Is A Journey !

緑にのみこまれてゆく家達

自然に飲み込まれてゆく家。
見るもの全てが不思議に見えます。
もちろん今でもちゃんと人が住んでいるのだろうけど、見事に緑がおおいかぶさってます。
家が傷むからという理由で家族にはこういう景色を反対されちゃうけれど、蔦がからまる家に住むっていうのはずーっと憧れているんですよね。
いまの自分の住まいはあまりにも緑が少ないと感じています。
植物達は人間の一番のパートナーですから、もっと良い形で共生してゆきたいといつも思います。

沖縄の住宅街を散歩

公設市場ではじめて食べるサータアンダギーで腹を満たしたあとは、器を見る為に焼き物ストリートの方面へ。
おおまかにはガイドブックで確認しておきましたが、地図にはないアップダウンがすごくてすっかり迷子に。
どんどん住宅街のような場所に紛れ込んでしまいましたが、途中からはそれを楽しんでおりました。
地図見て目的地を目指して最短ってやってるとだんだん楽しめなくなりますよね。
旅は運任せ。

公設市場の中

公設市場の中の写真です。
小さな店舗がひしめきあって並んでいて
まるでタイムスリップした気分です。
東京にはもうなくなってしまったこの景色。
昔は僕が住む荻窪にもこんな感じの商店街がいくつかありました。
でもやっぱり沖縄なんですよね活気のなかにのんびりした空気。
こういう雰囲気をもう一度東京も取り戻さなくてはいけないのかもしれないですね。

人気の投稿