フォロ・ロマーノ観光中、道路の果てを見ると見慣れた建物が見える。
映画の中で何回も見た有名な遺跡。
数々の特撮映画の中で好き放題に壊されていたあの場所。
「The Core」という映画のときは落雷で木っ端みじんになっていたなあ。
そう次の観光場所はコロッセオだ。
本物を見れたという感動よりも、映画のワンシーンを思い出してはほくそえんでしまう。
よくぞ何回も壊したものよ映画監督。
でも本物のコロッセオは圧倒的な重厚感、凄惨な歴史を感じさせるスピリチュアルな場所に感じた。
ここでもHIS添乗員さんの造詣深い説明が冴える。
コロッセオでは夜な夜な人々が集まっては人間対人間、人間対猛獣の闘いを観戦。
死傷者続出の凄惨なエンターテインメントに興じていたわけで。
屋根がないと雨の日に開催できないってんで何トンもする天蓋をかけた。
奴隷を使いコロッセオの壁に鉄柱を打ち込み無理矢理設置。
その頃にあけられた杭のあとが壁面に無数に散らばっている。
まるで砲弾を撃ち込まれた戦地のビルのよう。
奴隷も上流階級の人間もわけへだてなく観戦できたというが、そんなにみんなストレス抱えていたのかなあ。
人間って凶暴なんだなあと思うと、滅亡のシナリオは業なのだろうと納得。
僕らが今いきているこの文明もいずれ滅びるのでしょう。
現代社会に蔓延するストレスを取り除けるのは音楽じゃないかなやっぱり。
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