イタリア旅行記(14) ヴァチカン市国

道を歩き、城壁をくぐり大きな柱の側を抜けるとそこには広大な広場。
サン・ピエトロ寺院前の広場に到着。

朝は薄曇りだったがこの時間最良の天気に恵まれた。
日差しは強くなりつつあったが風が冷たくて心地よい。

イタリアの若者が広場の好きな場所に腰をおろしてのんびりしている。
さながらニューヨークのセントラル・パークのような雰囲気。
カトリックの総本山という厳かな場所なのにリラックスする現地の人たちを見て、生活と文化の密接な関係に憧れる。

厳かな場所でも立ち入り禁止の聖域ではなく、自分たちの生活の一部。
生活の一部としてそこを利用することで愛着も生まれる。
そしてみんなにとって大事なその場所を守り続けてゆく。
この広場とりわけ若い人たちが多かったように思う。
若いうちからこういった場所を愛する事を覚えてゆくのかな。

システィーナ礼拝堂の入り口は観光オフシーズンにも関わらず行列。
看板には服装の注意書きが。
夏でもノースリーブなど肌の露出が多い服装では入る事ができない。
そこはやっぱり神様のお住まい、観光地ではないんだな。うん。

システィーナ礼拝堂も見たいけど、同じ時間を使うならやっぱりヴァチカン美術館でしょう。
ということで写真撮影に満足した後そそくさと移動。
城壁を出たところでおまわりさんに道を尋ねる。
英語で質問したらイタリア語で答えてくれた。
英語わかるなら英語で答えてよ...。

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