イタリア旅行記(7) ローマ記念塔

路地を抜けて大通りへ。
ローマ市庁舎をすぎて道の反対側、ローマの記念塔が見えてきた。
遠目で見ると大きくて白い柱なのだが近づいてびっくり。
何かのストーリーを思わせる彫刻がびっしり刻まれている。

いったいどれだけの年月をかけて作ったんだろう。
きっと地道で忍耐強く丁寧にすべての作業を行ったのだろう。
この作品を作った人たちは本当に偉い。
きっと我慢強く、結果を焦ったりしないで向かい合ったのだろう。
自分にもこういった歴史を突き抜けてゆく作品が作れるように、もっと大きな忍耐力を与えてほしいと祈りながら記念塔を通り過ぎてゆく。

ローマ観光初日から考える事がすごく多い。
見るもの全てが自分の頭の中にあった扉を次々とノックする。
扉を開けてみると自分でも思いもしなかったような答えがそこにあったりする。
日本でのルーティーンの毎日を過ごしていたら決して開く事のない扉たち。
旅にゆく意味とは自分を再発見することなのかもしれないと気がつくと、今まであまり旅をしてこなかったことを少し悔やむ。

もっと世界を見ないとね。
頭の中のBGMはPat Metehnyの「See the world」。

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