#2010沖縄旅行記 - 国際市場へ


ソーキソバに舌鼓をうったあとは
レンタカーを駐車場にあずけて那覇市のアーケードへ。
目的地は国際市場なるマーケット。
沖縄のディープなスポットという事で期待大です。

古いマーケットを通り抜けて向かうのですが、
マーケット通りには古きよき時代の商店街が残っていて
おもわず立ち寄ったり眺めたりして足がすすみませんでした。

通りまでせり出して来てものを並べているおもちゃ屋さん。
虫取り網とかビーチボールがぶらさがってるのが
郷愁をさそいました。僕も昔こういうお店にいったなあ。

あたらしい名物を売り出そうと頑張っているお店も多数。
いまのはやりは「塩ナントカ」なんですかね。
塩キャラメルとか塩アイスとかいっぱいありましたけど
ぼくの心には響かなかったのでパス。

沖縄の物産のお店はたいてい繁盛してる感じですかね。
ハブとかを干した乾物とかの迫力に吸い寄せられて近づくと
結局なにかしら買ってしまうようで。
そうならないように若干遠巻きに見物。
このへんがしみったれているのですがなんだか誇らしくもあり。
でもサータアンダギーだけは買ってしまった!

とっても楽しい散策でした。

#2010沖縄旅行記 - 器


沖縄についてはじめて食べたソーキソバ。
日本ソバともラーメンともつかない
おいしいフードに若干のカルチャーショック。
お店で使っていた器がこれまた素敵で
カルチャーショックのせいなのか深く印象に残り、
この旅の間、ずーっと同じ「黒いうどんどんぶり」を
お店に入るたびに探してしまうのでした。
黒い器に食べ物を盛りつけると
食べ物に集中できておいしさが倍増するような気がしませんか?

#2010 沖縄旅行記 - 沖縄そば


こちらがついたばかりの沖縄の
那覇市内でいただいた沖縄ソバの写真です。

ずっとテレビの中のリポーターの方々が
食べてるのをみていたので
はじめてというよりは懐かしい感じでしたが、
食べた感覚はまさに初体験!
とってもおいしかったです。

日本蕎麦というほどあっさりしてないけど
ラーメンというほどこってりもしていない、
まさにその中間の一番良い所を集めた味。
そんな感じでしょうか。

東京帰って来てからもすーっと食べたくて
スーパーではチェックしてしまうようになりました。

#2010 沖縄旅行記 - 海と並木と初日



沖縄へは早朝に羽田からJALで向かいました。
出発から2時間くらいの空の旅。
このくらいの時間だと快適ですね。

今回はトラベルギターを持っていったので
機内持ち込みできるか心配だったのですが
持ち込めるサイズに適合していたのでパス!
ですが先にカウンターで確認して
シールを貼ってもらわないと
セキュリティの方に止められてしまいます。
僕も一度制止されました〜。

途中機内から窓を見下ろすと
種子島が左下に見えました。
日本も広いんだなあって感動。

那覇空港にはレンタカーのお店が
バスで迎えにきてくれてました。
そのままレンタカー手続きをして
TOYOTAのヴィッツをレンタル。
さっそく市内へむかいます。

駐車場料金もそれなりにリーズナブル。
市内にとめてソーキソバを食べたり
市場を見学して歩きました。

それから焼き物見学。
疲れてカフェに入店。
もうすでにクタクタでしたが
日が暮れてからホテルへ向かいます。

ホテルは恩納村だったので
市内から結構走りましたよ〜。
そのまま疲れきって初日は終了。

翌日、朝一番に撮影したのが
上の動画の海のパートです。

イタリア旅行記 アトガキ

Acousphere奥沢です!
イタリア旅行記楽しんでいただけましたでしょうか?

僕のヴェネチアでの旅はこの先以下のように進行しました。

・寺院の中の見学。
・ヴェネチア、リアルト橋まで散策。
・昼食に本場のアーリオオーリオ。
・海産物の取引市場見学。
・徒歩でヴェネチア島出口まで迷いつつ散策。
・夕方のカフェでぐったり。
・イカスミのパスタで復活!
・タクシーでホテルへ戻る。
・翌日ヴェネチア空港へ。
・帰国。

当時、このブログは帰国してから記憶が新しいうちにということで書き進み、おかげで生き生きとした描写ができたと思うのですが、このブログをまとめている現在2011年において記憶はあまりにもあいまい。
もうこの先の記事は書き進む事はできないんですね。
やっぱり仕事は先送りしてはいけませんね。
ちゃんと始まりから終わりまで、短期間でケリをつけてしまわないと取り返しがつかなくなるんですなあ。

ということで残念ながらイタリア旅行記は全50回で幕を閉じます。
次の旅行からはiPadを持って行けるようになるので、その場で感じた事をストレートに文章にして自分の人生の糧にしてゆきたいと思います。
次の旅を楽しみにしつつ。
それでは!

イタリア旅行記(50) 本当の音楽文化

人々で賑わうサンマルコ広場を見渡すといくつかのステージが見える。
それぞれ幌に守られてステージ前にはカフェテーブルが。
その周りには執事風にスーツを着こなしたエレガンテな男性がきびきびと働いている。

カフェ、というよりはホテルの従業員という雰囲気に見えた。
カフェテーブルが美しいシンメトリーに並べられる。
どこからファインダーを構えても絵になるので思わずたくさん写真をとってしまう。

人々が開店したお店に腰をおろし、エスプレッソを楽しみにはじめると、ステージではそれに合わせたように音楽がはじまった。
ピアノ、バイオリン、ビオラ、アコーディオン、クラリネットによるクインテットによる演奏だ。
バイオリンとビオラが小気味よく絡み合う。
そのメロディを従えてクラリネットがソロをとる。
優しい木管の響きがステージを包み込む。
ピアノはあくまでもトライアドを使った誠実なハーモニー。
クラシック音楽への愛情を感じるハーモニゼーションは誰の耳にも心地よい。
アコーディオンがとびきり陽気にリズムを牽引する。
クラシックのクインテットとは思えないファンキーな演奏に、サンマルコ広場が包まれてゆく。
その場にいる全ての人が、ものが輝きだす。
やっぱり音楽の力はすごい。

この光景が365日、サンマルコ広場では毎日毎日続いてゆくのだろう。
本物の音楽文化がこの場所に息づいていて、人々の善意と理解、愛情がその文化を支えている。

日本にこのような文化を宿した場所があるだろうか?
いや、残念ながらないのが現状だ。
ヴェネチアの広場に音楽があろうがなかろうが、世界遺産の街のカフェの儲けは変わらない。
観光客は湯水のように吹き出してくるし、なんの企業努力もいらない。
そこで営業してさえいれば生きてゆけるのだ。
それならば演奏家なんていない方が良い、もしくは音楽CDでもかけておけば用は足りる、というのが合理主義、資本主義国家のイディオムだ。
今の日本はまさにその通り、どこに音楽文化を育む場所があるのか。

サンマルコ広場のホテル、カフェは訪れたゲストを音楽という最上の芸術でもてなしている。
演奏家を雇い、その場所を素敵な場所にする責務を負い、きちんと遂行している。
音楽家もその期待に応え、素晴らしい演奏をおしみなく披露してくれる。
これぞ音楽!これこそ文化!
イタリアの人々に惜しみない拍手を送りたい。

日本は音楽文化後進国だ。
音楽それ自体のレベル、演奏家のレベルは高いのに、文化が全くついてきていない。
それは国、行政の責任であり、社会貢献しない企業の責任であり、また我々市民の責任である。
次の10年の間にサンマルコ広場のような文化をこの日本は作り出せるのか。
そして市民はそれを理解し、受容することができるのか。
イタリアの演奏家を羨望のまなざしで見つめる一方、日本の怪訝な文化に生きる自分を思い、せつない気持ちに苛まれる。

イタリア旅行記(49) サンマルコ広場発見!

迷い込んだ路地で楽器店を発見するなど大きな収穫があったヴェネチア。
歴史的建造物や観光名所にふれるのも楽しいけれど、やっぱりそこに住む人々のいまの生活にも触れたいと思う僕にとって、この楽器店はとても楽しい発見だった。

イタリアのギター専門店とかにもいつか行ってみたいなあ。
そう、やっぱり僕はいち音楽家なんだなあ。
音楽を通して人にふれあいたいし、音楽をとおして文化を眺めたい。
そして音楽という素晴らしい現象を研究し極めたいと願っている自分を旅先で感じるのだった。

楽器店を後にして逡巡すると急に目の前が開けた。
観光客がごったがえす向こう側に広場が見える。
おお、サンマルコ寺院前の広場に来たらしい!

それにしてもすごい人、人、人!
活気があってすごく楽しくなってしまうが、こういう場所ではスリの被害に気をつけないといけないね。
気を引き締めて荷物を強く握るわたしは小心者か?

観光客の河を抜けて開けた所で写真を一枚。
どうです、この素晴らしい風景。
まだお昼前だからか、カフェは外にならべるだろう椅子を山積みにしている。
これが数十分後にはきれいにならべられて街が動き出す。
なんかドキドキしますね。

この広大な広場が温暖化の影響で水没する時があるなんて想像できないけど、それもまた現実なんだ。
ひょっとすると10年後には常に水没するようになってしまうかもしれない。
なんとかそれを食い止められないか考えるけど、自分の身の回りの無駄をなくし、コツコツやるしかないんだよね。
うん、まずはそれを頑張ってやらなくては。

イタリア旅行記(48) ヴェネチアの楽器店

サンマルコ広場を目前にしながら路地へ迷いこんだ私。
Barでパニーニをほうばった後はまたサンマルコ広場方面へ向かいつつ路地を抜ける。

いくつも運河を越えて楽しく路地歩きが続く。
イタリアでしか見られない荷車や電話などの写真をとったりして遊んでいた。
すると路地の一角に楽器店を発見!
ひさしぶりに見るギターや楽譜、管楽器などなどに誘われて店内へ。

15帖くらいの小さなスペースに所狭しといろんな楽器が並んでいる。
ギターはナイロン弦タイプのフラットトップが人気らしい。
いかにもクラシックの国イタリアらしい感じ。
でもメーカーは聞いた事ないものばかり。
ギターの作りも今ひとつだが価格はそれなりに高い。うむむ。

ここイタリアに来てからずっと気になっていたのだが、どうもこの国ではポピュラー音楽がそれほど発展していないようだ。
MTVらしきテレビ局もイタリアのロックバンド(90年代アメリカ風ロック)とQueenを交互に流している。
10年くらい昔、ボストン・バークリー音楽院に留学していた頃にタイムスリップしたような錯覚に陥るサウンドが流れている。

Queenの楽曲でとくに人気なのはボヘミアン・ラプソディ。
滞在中に3回はテレビで見た。
観光にほとんど1日を費やした後にホテルで見たテレビから3回ですよ、3回!
ほんとうににフレディ・マーキュリーが好きなのねイタリア人。
まあそうだよね、オペラの国ですからねー。
やはりクラシック音楽やバイオリン至上主義なのかもしれないね。

歴史が深く、それを大切にする風土ということは裏返せばコンサバだってこと。
どうもイタリアは新しい音楽には疎いようであるが、そこも愛らしいと思える。
でもちょっと待て。
Tuck&PattiやPeter Gabrielの人気が高いのもイタリアなのだ。なんでだろー?

進んでるのか遅れてるのか、どっちが真実かわからないが、楽器店の生業からみるとギターに関しては日本の方が進んでいると断言できる。
日本のギタリスト諸君!ギター先進国としての誇りを持ちましょう!

イタリア旅行記(47) ヴェネチアの路地

サンマルコ広場への道のりは近くて遠い。
サンマルコ寺院の塔がここからでも見えるがまだちょっとあるようだ。

船着き場から海沿いを歩いてゆくのが一番の近道のようだがそれでは感動が薄い。
やはりヴェネチアの細い路地をちまちまと歩き、一度自分の視野をうんと狭くする。
そのままの視野で突然広場に突き当たる。
その時の感動は想像するのに難くない。
感動にはちょっとした演出が必要だ、ということはこういう仕事をしているとよくわかる。

その知識、テクニックを自分に使う時が来た。
という事で、サンマルコ広場を目前にしつつ路地へ。
車1台ぶんくらいの狭い路地。
両サイドともお店がオープンしていてひしめき合っている。
建物は4~5階くらいの高さだろうか。

確かに薄暗いけれど適度に日の光も差し込んでくる。
徒歩の人間にはとても心地の良い空間だ。
きっとこれも古き時代の人々の知恵によってデザインされた黄金律なんだろう。
現代の都市が忘れてしまった大事な何かが確かに息づいている。

レストランを発見。
ヴェネチアは海の街だからやはり海産物が売りなんだろう。
店の前に氷を山積みにして、そこに魚介類を並べたディスプレイが美しい。
側まで近寄ってみて見るとエビが生きて動いている。
暑いさなか氷を身体に浴びて遊んでいるように見えて失笑。
急におなかが減ってきた。

エビが手招きするお店の向かいにあったBarに入ってパニーニとエスプレッソ。
おいしい魚介類パスタはお昼にとっておこう。
アリーベデルチ。

イタリア旅行記(46) 運河の街を歩く

船はサンマルコ広場に一番近い所に停泊。
さっそうとサンマルコ広場へ向かって歩き出す。
イタリア旅行のクライマックスとなるヴェネチアだから、心行くまで堪能するつもりだぞ。

船着き場には強い海風が吹き上げてきて、時より波しぶきを道ばたへ運んでくる。
なんとも涼しくて心地よい。
船着き場を臨むようにしてカフェが立ち並んでいる。
イタリアでも物価の高い場所、とガイドブックに書いてあったのでおそるおそるメニューを確認する。
が情報とは裏腹にリーズナブルな価格。
その後もずっとそうだったのだが実際に食事も水もお土産も安く買えた。

サンマルコはまだ見えないがさっそく運河に到達。
さすがに水上都市ヴェネチア、そこかしこに運河が。
数段の階段を昇っては降りながら歩いてゆく。
とても楽しい。
子供に戻ったような気分でウキウキしてしまう。
その光景を写真におさめようと思って撮ったのがこの写真。
帰国した後、母に見せるとどうやら有名な橋の写真らしいのだが、そのときの私が知る由もない。
水は常にエメラルド・グリーンで美しい。

イタリア旅行記(45) サンマルコ広場へ突入せよ

海に浮かぶ街、運河の街、アドリア海の宝石ヴェネチア。
ヴェネチアを楽しむ方法をいろいろ考えたが、やはり船に乗らないとはじまらない。

僕の計画は一番の目的地であるサンマルコ広場へまず船で突入し、そこから帰り道を楽しむというもの。
こういう観光の手順を立案し遂行するとき、少しジェームス・ボンドな気分を楽しんでしまう。

サンマルコ奪還作戦スタート。
まず観光客にまぎれて船に乗る。
船着き場に乗船券の販売所があるのでチケット購入。
さっそうと乗り込む。

乗り込んだ船は観光客も多くなく、すんなりシートを確保できた。
乗客をのせると忙しそうに船着き場を離れる船。
僕の船にはサンマルコ広場行きと書いてある。
きっと美しい運河を抜けてヴェネチアらしい風景に出会えるはずだ。
そのはずだがどうも反対方向に走り出しているように思う。

あれれーなんでーと思っているうちに海に出た。
水平線がまぶしいっておい!なんでー?

となりのフランス人カップルもいぶかしがっている。
船の路線図を見てみると意外な事実が。
運河周りの船も、海周りの船も、どちらも終点はサンマルコ広場。
しまった、逆回りだ!

作戦は開始と同時に失敗。
海回りの船は荒波にもまれ船酔い寸前。
海風が冷たく強く吹き付ける上に、しぶきが頭から降ってくる。
僕の優雅なはずだったヴェネチア運河体験は、過酷な上陸作戦へと変わり果てたのだった。
ああぁぁぁ。

イタリア旅行記(44) ヴェネチア島へ!

朝おきる。
最後の宿泊地ラグーナパレスは近代的なホテルだったので、起きて自分がどこにいるか錯覚してしまう。

シャワーを浴びて出かける準備。
朝ご飯はフルーツたくさん。
久しぶりに身体にビタミンが行き渡る。

泊まったホテル「ラグーナパレス」はビジネスマンの宿泊が多いみたいで、食堂はエグゼクティヴラウンジのような雰囲気。
ホテルのフロントでヴェネチアへの行き方を訪ねる。
ここでも英語が活躍してくれた。

受付の方は電車、バス、タクシーなどを使っての行き方をこまかく説明してくれた。
やはり時間を優先して考えれば値段が高くともタクシーだろう。
迷わずタクシーを選択し、迎えにきてもらう。

泊まっていたメストレ地区は港の開発地区といった雰囲気でどことなく退廃的な雰囲気に包まれているのでタクシーの方が安心だ。
そんな市街を抜けると海が見える。
そこから電車と並走する橋に乗り、いっきにヴェネチア島を目指す。

このヴェネチア島にかかる橋は、僕の楽しみのひとつ。
漫画「ジョジョの奇妙な冒険」で主人公が敵の攻撃を受ける場所なのだ。
だから何?といわれればそれまでだが、ジョジョのファンにはたまらないのだ。
あいにく僕はスタンド使いではないのでトラブルもなく通り過ぎる。

橋をわたりきってすぐにバスターミナルにつく。
さあ、いよいよヴェネチア本島の旅がはじまるのだ!
僕の目の前には真っ赤な横断歩道が船着き場へ向かってのびている。
さながらくたびれたレッドカーペットのようだ。

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