#イタリア旅行記(23) アッシジ・ホテルジオット

アッシジ駅からタクシーで5分、着きましたホテルジオット。
以前、僕の両親も泊まった事があるホテル。
出国前に親父が嬉しそうに想い出を語っていたなあ。
ジオットでの夕食の話を事細かに話していたのを思い出す。
親父への土産噺に今夜はホテルで夕食をとろう。

英語が通じるフロント係がいたおかげですんなりチェックイン。
鍵と引き換えにパスポートを預ける仕組みなので、チェックアウト時に返却を確認せねばと思う。

中の部屋はさすがに古い感じで山小屋チック。
その辺も親父とお袋のツボだったのかも。
部屋に入りさすがに仮眠。
ほんの15分程度だがそれでも体力が回復した。

さあアッシジ観光にいかなくちゃ。
まずは聖フランチェスコ大寺院にいくぞ。
ホテルを出て坂を下ると、その先坂を上ったところが寺院だ。

昼食がまだだったのに気がついたのでピザ屋さんに入る。
リーズナブルでおいしいピザを食べながら町並みを楽しむ。
すでにアッシジの美しい景色に心を奪われていた。

#イタリア旅行記(22) アッシジ駅

フォリーニョで乗り換え数分列車で走ると丘の上に家が密集してる風景を見つける。
きっとあれがアッシジだろう。
まさに城塞都市。

今でこそ裾野にも家が建っているから遺跡として見えるが、昔は広大な草原の中、あの丘の上にだけ人が住み、外敵の脅威から身を守ってくらしていたんだろう。
遺跡や文化の裏には必ず戦争という負の陰が見え隠れする。
次の世代の文明には争いはなくなってほしいと切に願う。

アッシジ駅に到着。やっと着いた。
しかも午前中のうちに着けたし、空も快晴。
絶好の観光日和だ。
まずはホテルを目指そう。

時間がもったいないので安い路線バスはやめてタクシーを使う。
旅先では時間をお金で買う方が良い。鉄則だ。
駅からホテル・ジオットまでおよそ20ユーロ。
途中オリーブの畑をたくさん見る。
パステルカラーの緑の葉がイタリアらしい風景を演出してくれる。乗り心地はとてもよかった。

#イタリア旅行記(21) ユーロスターでアッシジへ

朝早く目覚め、ホテルのブレックファストを急いでいただく。
本当はローマ・テルミニ駅から11:00くらいに出発する電車に乗り込む予定だったが、それではアッシジについたころには夕方。
たぶん観光できずに滞在しただけになってしまうだろう。
ローマ観光は前日にしっかりできたし、早朝に出発しようと考えていた。

7:30食事をすませチェックアウト。
テルミニ駅のカウンターで列車チケットの変更手続きをする。
走らないとその電車に間に合わないよといわれホームを走る。
旅先ではこういう事があるから、やはり荷物は最小限でくるべきだ。
なんとか出発に間に合って席に着く。

列車の旅は久しぶりで少し気分が弾む。
しかしこの電車、アッシジゆきではないので乗り換えの駅を気にしないと通り過ぎてしまう。
睡魔とたたかいながら必死に目をあけての列車旅、少しつらい。

途中フォリーニョという駅で乗り換え。
アッシジ行きは1時間半あとの出発だそうで待ちぼうけ。
そこまではちゃんと調べてなかった。
開けた街ではないので駅前にカフェもなく、仕方なくホームのベンチに腰掛けて待つ。

開けっ放しの列車の中にハトが出入りしてる。
なんだかのどかな風景で眠気を誘う。

この電車がアッシジ行きと思って待っていたら出発時刻近くになっても動く気配がない。
駅の清掃員のおじさんが声をかけ違うホームを指差す。
何をいってるかわからないが、たぶんアッシジ行きの電車のホームを教えてくれてるようだ。
本日2度目の猛ダッシュ。
なんとか間に合ったけど、もっとスムーズにいきたいものだ。

写真はユーロースターに乗って撮影したユーロスター。
乗り心地はとてもよかった。

#イタリア旅行記(20) 夜のローマ・テルミニ駅前

オッタヴィアーノからホテルに一番近い駅テルミニ駅へ向かい地下鉄に乗る。
テルミニ駅についた頃にはすっかり陽もくれて夜。
景色ががらっと変わる。

古い建物が景色の中心だった昼とは違いネオンサインが目立つ。
都会の夜の雰囲気は世界各国同じなのかもしれない。
でもネオンサインはそんなに多くなく全体的に暗い雰囲気。
歌舞伎町や渋谷の明るすぎる夜の風景を思い出すと、エコロジー、エネルギーの使い方はどうあるべきかを考えてしまう。

食費を安くおさえる為にテルミニ駅の下にあるスーパーへ。
今夜の夕食はイタリアのコンビニ弁当にしよう。
同じ考えの人たちは意外と多いらしく、スーパーは多国籍で混雑していた。

やはり旅先に出ると野菜が摂取できなくなる。
おべんとうもののサラダはパズタやチーズがメインでハーブがちょっぴり入っている程度。
生野菜を買って調理する場所もホテルにはないし、これは次回の旅行の課題だな。
旅先にも簡単な調理器具は持ってゆくべきかもしれない。

ホテルへ戻り夕食を済ませる。
一日言葉が通じなかったストレスだろうか、テレビから聞こえるCNNの英語が心地よい。
明日はアッシジだ。

僕のローマはひとまずこれで終了。
たくさんの場所を堪能できたし、悔いはない。
でも、そういえばスペイン広場って見れなかったなあ。

#イタリア旅行記(19) ヴァチカンの路面電車

ヴァチカン美術館を堪能し、ラッキーにもシスティーナ礼拝堂も見学。
大満足で美術館の外に出ると陽がだいぶ傾いてきた。

明るいうちにもうひとつやりたい事がある。
それはイタリアのBARの外の席に座ってエスプレッソを飲む事。
数々の映画の中で見た憧れの景色。
先ほどサン・ピエトロ寺院に向かう途中の広場で発見しておいたのでそこへ。
風が冷たくて外で楽しむには季節が早いけど、でも大満足。

僕は男性なのでこんな事がローマでの夢だったけれど、自分が女性だったらローマの休日のオードリー・ヘップバーンを真似して美容院にいくだろう。

陽が陰ってきて更に寒くなる。
海外の夜は不安なので陽があるうちにホテルに戻らないと。
BARを後にして足早にオッタヴィアーノ駅へむかう。

その帰り道に歩いた道が写真の道。
路面電車がある風景って素敵だ。
子供の頃は単純に車にまぎれて電車が走っているその景色が楽しくて好きだった。
でも今はエコロジーという観点から考えても素晴らしい交通機関なんだと思い、更に好きになった。

電車は鋼鉄の線路の上を慣性ではしるとてもエネルギー効率の良い乗り物。
東京にもまた路面電車が復活する日がくるといいな。

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