#イタリア旅行記(15) ヴァチカン美術館のモダンアート

サン・ピエトロ寺院前広場から出てきた道をもどる。
そのままバチカン市国の城壁に沿って左回りに歩く。
地図で見ても大きい城壁だけど歩いてみるとやっぱり大きい。

10分程度歩くと城壁に大きな入り口が開いてる場所を発見。
自信はなかったがたくさんの人が集まってるのを見る限り、ここが美術館への入り口であるらしい。

チケットセンターも見当たらないし、外で待ってる風な人もいるし、でも中にズンズン入ってゆく人もいるし、どうしていいのかわからない。
係員の人に聞けば一発なんだけどなあ、やっぱりイタリア語予習するんだった。

警備員風のお兄さんたちを眺め、心の中で「Hello!」と英語で念じながらアイコンタクトする。
一人が気がついてニッコリほほえみ返してくれた。
見つけた!この人だ、英語が通じるのは。
この方法でこのイタリア旅行は乗り切ろうと決める。

入り口をくぐり、セキュリティ・チェックを受けてから二階のチケット売り場&入り口へ。
なんだ簡単じゃん。美術館に入場完了。

バチカン美術館に入ってすぐの広場の写真がこれ。
おお、イタリアに入ってはじめてのモダンアート作品。
こういう作品も扱うんだなあとちょっと不思議な気分。
とにかくイタリアに入国してからここまで見てきた美しいものは歴史の遺産ばかりだったので、僕の中には「ひょっとすると進化形アートは受け入れない国なの?」という疑問が生まれていた。
なのでバチカン美術館というコンサバティブであるべき場所でモダンアートを見る事ができて嬉しかった。
新しいものでも、いいものはわかってもらえるんだよ。

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