コロッセオで見かけた観光用の馬車を引っ張る馬。
顔の前に砂袋がひっかかている。
これはどういうイタリア人の知恵なのだろうと興味がわく。
いろいろ思案してながら見ていると馬が路上の縁石に袋をおいて顔を突っ込みだした。
そしてなにやらムシャムシャはじめる。
ああ、草がはいっていたんですね。
好きなときに食べて、仕事がはじまると首に下げて持ち歩く。
食べ散らかしても汚れないし、ナイスアイデアですねえ。
なんかこういう風景やアイデアにふれると、おおらかで自由で、イタリアの風土を感じてしまう。
いや、この馬車引きのおじさんだけのアイデアかもしれないが。
それからコロッセオ周りには闘士(グラディエーター)の格好をしたモデルのお兄さんがいっぱいいる。
記念写真を一緒にとってお小遣い稼ぎしてるらしい。
でもこの時期寒いのに、スカートはいて素足に甲冑では大変そう。
内股で肩のあがってる闘士との記念写真はかえってレアかもしれないが、一緒にとるときはギャラを事前交渉しないとね。