さてトレビの泉観光。
HISの説明員さんがいろいろ説明をしてくれる。
ツアーがはじまるときにトランシーバーを参加者に配布。
みんなそれのイヤホンをつけていると説明員さんの話がバッチリ聞こえる。
必死においかけて近くで声を聞こうとしなくても良いし、たまに勝手に立ち止まって写真をとっていても説明は聞こえる。
これは非常に良いシステム。
おかげでマイペースな旅を続けながらも、遺跡の歴史の説明も聞けてとても楽しかった。
やっぱり観光するならそこの遺跡の歴史や物語をしらないと面白くない。
何の目的で作られたものなのか、いつ誰が作ったものなのか、それを知る事で古代に思いを馳せ、共感し、今の自分にとって役立つ考え方や価値観と出会う事ができる。
旅っていうのは新しい価値観を発見する為にゆくのかもしれない。
ということで不勉強だった自分に反省。
うーん、言語も学ばず歴史も学ばず、いかんですなあ。
でもなんにも知らずに行っても十分感動できるのもまた真実。
トレビの泉はとっても幸せな場所なのでした。
ただし、混雑すると曲者がでるそうなので、貴重品からは目を離さないように。
#イタリア旅行記(4) トレビの泉発見
いくつかの路地を抜けると突然目の前にトレビの泉。
こんな場所にこんな風にあるのかあと感慨深く、しばし呆然。
世界遺産がこれでもかという具合に飾られ、守られているのではなく、人々の生活の現場にそのままある感じ。
やっぱりすごいなローマ、イタリア。
その全体像もすごいけどひとつひとつの彫刻が素晴らしい。
芸術品を集めて作った芸術品。
しかもそれがとある建物、どうやら昔は宮殿だったらしいが、それの壁面にドカンとくっついている。
そこへローマ水道からの水が怒濤のように流れ込んでくる。
今は循環型のリサイクルシステムの水道なんだそうだが、昔は本物のローマ水道の水が流れていた。そう思うとこの芸術の完成にどれだけの時間と情熱を注いだのか、想像する事もできない。
僕も音楽家、芸術作品を作るという意味では同じ穴のムジナである。
僕個人にはトレビの泉を作るような芸当は到底できないが、じゃあ音楽という分野でここまで細やかな仕事、そして悠久なる時間を使って創作をしたことがあるだろうか。
これまで以上の忍耐強い仕事が自分の仕事にも必要だと認識させられた。
もしも10年がかりで1曲を作る事ができたらいったいどんなすごいクオリティの音楽に到達するのだろうか。
便利至上主義で発展してきた現代社会、音楽などの芸術の分野でも便利で簡単な作り方が蔓延している。
芸術の本質は「手間」なんだと知る。
よけいな手間をかけ、あえて効率の悪い作業を丁寧に行う。
そうやってしか到達できない手仕事の精密さ、クオリティ。
それこそが音楽に必要なものなんだろう。
そういえばギタールシアーTaku Sakashtaさんも同じ事言ってたなあ。
こんな場所にこんな風にあるのかあと感慨深く、しばし呆然。
世界遺産がこれでもかという具合に飾られ、守られているのではなく、人々の生活の現場にそのままある感じ。
やっぱりすごいなローマ、イタリア。
その全体像もすごいけどひとつひとつの彫刻が素晴らしい。
芸術品を集めて作った芸術品。
しかもそれがとある建物、どうやら昔は宮殿だったらしいが、それの壁面にドカンとくっついている。
そこへローマ水道からの水が怒濤のように流れ込んでくる。
今は循環型のリサイクルシステムの水道なんだそうだが、昔は本物のローマ水道の水が流れていた。そう思うとこの芸術の完成にどれだけの時間と情熱を注いだのか、想像する事もできない。
僕も音楽家、芸術作品を作るという意味では同じ穴のムジナである。
僕個人にはトレビの泉を作るような芸当は到底できないが、じゃあ音楽という分野でここまで細やかな仕事、そして悠久なる時間を使って創作をしたことがあるだろうか。
これまで以上の忍耐強い仕事が自分の仕事にも必要だと認識させられた。
もしも10年がかりで1曲を作る事ができたらいったいどんなすごいクオリティの音楽に到達するのだろうか。
便利至上主義で発展してきた現代社会、音楽などの芸術の分野でも便利で簡単な作り方が蔓延している。
芸術の本質は「手間」なんだと知る。
よけいな手間をかけ、あえて効率の悪い作業を丁寧に行う。
そうやってしか到達できない手仕事の精密さ、クオリティ。
それこそが音楽に必要なものなんだろう。
そういえばギタールシアーTaku Sakashtaさんも同じ事言ってたなあ。
#イタリア旅行記(3) 出店
ベリーニ広場からトレビの泉への途中、ローマの生活をする人々を発見。
ちょっとした広場にパラソルを広げ開始される青空市場。
許可をとってるのか自分たちの店の土地なのか仕組みはわからねど、とにかく日本にはない風景。
こんな些細なシーンに自由というかフリーダムというかそういう匂いを感じるととてもうらやましい。
日本での僕の生活の舞台はほとんどが「家」だ。
でもこうして市場で働く人たちは「街」に生きている。
出会いがありふれ合いがあり物語が生まれるストリート。
僕も日本に帰ったらもっと外に出てみようか。
たまには家の外にベンチを出してみるのも楽しいかもしれない。
このほかにも新聞スタンドやBarなどの営業を広場でやっている人たちも見かけた。
イタリアに住む人たちは土地というものに対する感覚が日本人と違うのだろう。
古くからある街を大切にしてそこに住まう。
自分の土地はなく、みんなが祖先からの贈り物をすこしずつ借り受けている。
自分の土地だからと権利を主張したり、勝手なデザインの建物を造ったりしない。
街全体に興味が行き届いて、みんなの宝を守っている。
そんな生活の中から青空市場は生まれ、今もまた文化として根付いているのだろう。
育てるべきは文化、今一度日本の文化の在り方について考えてゆかなくてはいけない。
ちょっとした広場にパラソルを広げ開始される青空市場。
許可をとってるのか自分たちの店の土地なのか仕組みはわからねど、とにかく日本にはない風景。
こんな些細なシーンに自由というかフリーダムというかそういう匂いを感じるととてもうらやましい。
日本での僕の生活の舞台はほとんどが「家」だ。
でもこうして市場で働く人たちは「街」に生きている。
出会いがありふれ合いがあり物語が生まれるストリート。
僕も日本に帰ったらもっと外に出てみようか。
たまには家の外にベンチを出してみるのも楽しいかもしれない。
このほかにも新聞スタンドやBarなどの営業を広場でやっている人たちも見かけた。
イタリアに住む人たちは土地というものに対する感覚が日本人と違うのだろう。
古くからある街を大切にしてそこに住まう。
自分の土地はなく、みんなが祖先からの贈り物をすこしずつ借り受けている。
自分の土地だからと権利を主張したり、勝手なデザインの建物を造ったりしない。
街全体に興味が行き届いて、みんなの宝を守っている。
そんな生活の中から青空市場は生まれ、今もまた文化として根付いているのだろう。
育てるべきは文化、今一度日本の文化の在り方について考えてゆかなくてはいけない。
#イタリア旅行記(2) ベリーニからトレビの泉へ
ローマ半日観光スタート。
歩き出してすぐに気になったのが道。
さすがローマ3000年の都、石畳の道が美しい。
この石畳の道は僕にとって憧れ。
いろんな意味でこの現代社会にとって価値のある道なんじゃないかと思う。
まずメンテナンスの良さ。
もし水道工事で掘り起こす場合、石畳をはずして修復。
また同じ石を敷き詰めて終了となればアスファルトを捨てたり使ったりする必要なし。
つぎはぎのような部分も生まれないしとってもエコ。
壊れた石畳はそこだけを修復すればよし。
今の日本のような「道路工事」ではなく「修復作業」というあり方は、今後の循環型社会が文化として取り入れてゆかなくてはならない問題。
ローマの人たちと比べ日本人はものを消費してるのかもしれないと思い反省。
地球温暖化をとめるために日本にもこういう道作れないかな。
見るもの全てが絶景で美しいローマの街。
このあとカメラのシャッターはどんどんきる。
400枚とれるように設定していたがこのペースではあっというまになくなるだろうと思い、写真のクオリティを落として900枚モードに。
旅の終わりにはやはり900枚に達していたのでこの選択は正解。
次はもっと大きなメモリと交換用レンズも持ってゆかないとまた後悔するだろう。
歩き出してすぐに気になったのが道。
さすがローマ3000年の都、石畳の道が美しい。
この石畳の道は僕にとって憧れ。
いろんな意味でこの現代社会にとって価値のある道なんじゃないかと思う。
まずメンテナンスの良さ。
もし水道工事で掘り起こす場合、石畳をはずして修復。
また同じ石を敷き詰めて終了となればアスファルトを捨てたり使ったりする必要なし。
つぎはぎのような部分も生まれないしとってもエコ。
壊れた石畳はそこだけを修復すればよし。
今の日本のような「道路工事」ではなく「修復作業」というあり方は、今後の循環型社会が文化として取り入れてゆかなくてはならない問題。
ローマの人たちと比べ日本人はものを消費してるのかもしれないと思い反省。
地球温暖化をとめるために日本にもこういう道作れないかな。
見るもの全てが絶景で美しいローマの街。
このあとカメラのシャッターはどんどんきる。
400枚とれるように設定していたがこのペースではあっというまになくなるだろうと思い、写真のクオリティを落として900枚モードに。
旅の終わりにはやはり900枚に達していたのでこの選択は正解。
次はもっと大きなメモリと交換用レンズも持ってゆかないとまた後悔するだろう。
登録:
コメント (Atom)
人気の投稿
-
サンマルコ広場を目前にしながら路地へ迷いこんだ私。 Barでパニーニをほうばった後はまたサンマルコ広場方面へ向かいつつ路地を抜ける。 いくつも運河を越えて楽しく路地歩きが続く。 イタリアでしか見られない荷車や電話などの写真をとったりして遊んでいた。 すると路地の一角に楽...
-
道を歩き、城壁をくぐり大きな柱の側を抜けるとそこには広大な広場。 サン・ピエトロ寺院前の広場に到着。 朝は薄曇りだったがこの時間最良の天気に恵まれた。 日差しは強くなりつつあったが風が冷たくて心地よい。 イタリアの若者が広場の好きな場所に腰をおろしてのんびりしている。...
-
サンタ・キアーラ教会を後にして坂道を下る。 よく歩いたからさすがに疲れた。 坂道でアッシジについたばかりの観光客の方とすれ違う。 もうほとんど夕暮れ、あと1時間もしないうちに真っ暗だろう。 自分もローマの出発時間が遅かったならそうなっていたかもしれない。 やはり無理し...
-
ローマ半日観光スタート。 歩き出してすぐに気になったのが道。 さすがローマ3000年の都、石畳の道が美しい。 この石畳の道は僕にとって憧れ。 いろんな意味でこの現代社会にとって価値のある道なんじゃないかと思う。 まずメンテナンスの良さ。 もし水道工事で掘り起こす場...
-
トレビの泉での20分の休憩の間にジェラートをほおばり完食。 おかげでコイントスを忘れるが後悔なし。 それだけジェラートがうまかったという事だ。 また移動をはじめた我らツアー客一団。 次は神学校とローマ市庁舎へむけて歩き出す。 ローマは古い都市だからだろうか、駐車場とい...
-
沖縄旅行2日目。 実は初日の深夜、いてもたってもいられず深夜の浜辺に下りてCanon 5Dで写真と動画を撮影したのですが、もちろん光量が足らずに惨敗。 そりゃそうだ。 翌日朝食をとった時にテラスから撮った写真がこちら。 ようやく沖縄らしい写真がとれました。 これからき...
-
オッタヴィアーノという駅で地下鉄を降りて商店が並ぶ道を歩く。 遠くに高い壁が見えてきた。 その向こうに聖堂らしき建物。 いやー、きてしまいましたヴァチカン。 ローマ法王のお住まい、そして世界一小さな国家。 広場に出たところで待ちきれず写真を一枚。 広場には路面電車も...
-
様々なことを発見する事ができた今回の旅。 自分の人生観もまた大きく変化するだろう。 旅に出て新しい価値観に出会う事はとても大事な人生のレッスンだ。 今の自分を作ってるのは過去の旅で受けた鮮烈な思い出によって形成されたイディオムのように思う事が多々ある。 アメリカで感じたポジティブ...
-
スタジオ見学で更なる衝撃を受けた三日目。 気がつけばもう深夜。 アメリカでは安全な方の街に住んでいるとはいえそこはアメリカ。 深夜は危険度があがるのでホテルまで車で送ってくださるということに。 何から何まで有難すぎて、常に申し訳ない気持ち。 正直もっとサンフランシスコに滞在してT...
-
Pattiさんお気に入りのバーのテラスからの眺めはこの写真のような感じ。 素晴らしい景色が広がっている。 広い広い芝生の庭とそこでくつろぐ人々。 その先にはサンフランシスコベイが。 休日の湾内はヨットクルーズを楽しむ人でいっぱい。 全てが日本では見られない風景。 ひたすらに憧れて...



