もうずいぶんアッシジの街を歩いたし、登ってきた。
足も相当はってきたが無駄なく観光しないともったいないと身体にむち打つ。
こういう考え方が貧乏性だなあと思うとせつない気分になるが、自分の中で今回の旅のコンセプトは「ジャーナリスト的旅行」だったので、取材と考え頑張る。
陽も傾いてきたがもうひとつのアッシジの教会、サンタ・キアーラ教会に到着。
ここも無料で拝観できる。
この教会の壁は聖フランチェスコ寺院のものよりも更に崩落がひどい。
全ての壁のフレスコ画がほとんど崩落したらしく、残っている部分は絵とはわかられない程度。
あとは真っ白な漆喰の新しい壁に修復されている。
自然災害である地震による被害なので恨みようもないが、やはり心が痛い。
こちらの教会には地下があり、そこに守り神のような形で遺体が保存されている。
なんとも神々しいスピリチュアルな場所だった。
この深い感動が身のうちにわき上がるたびに自分が成長してゆくような気がする。
人にとって大事な事のひとつは、生きてる間にどれだけたくさんの感動に出会えるか、という事かもしれない。
そしてその感動をどうやって音楽という形にして届けられるかが、僕らミュージシャンにとっての課題なんだろう。
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